22F-心療内科・精神科「みなともクリニックリニック」

診療科目は精神科、心療内科です。
精神的な不調（不眠・不安感・気持ちが落ち込む・イライラする等）や、精神的な事柄が 関係して起こる身体的な不調（動悸・息苦しさ・多汗・めまい等の自律神経症状）を中心に診察しています。
内科・耳鼻科など身体の病気を扱う医療機関で診察・検査を受けても異常がなく診断治療ができないと言われて当院を受診される場合もよくあります。

1. 心療内科は「精神的な要因が関わって現れる身体の症状・病気」を扱う科です。
   身体の症状が中心ですが、検査をしても明らかな異常はなく、経過からストレスなど心の要因が関わっている状態を対象とします。
2. 精神科は「精神的な症状・病気」を扱う科です。
   心の症状が中心で、不眠・不安・イライラ感・気持ちが落ち込むなどの状態を対象とします。
3. 神経内科は「神経の異常が原因で起こる症状・病気」を扱う科です。
   震える・傾く・力が入らない・左右で動きが異なるなど、身体の動きに異常があり神経そのものに異常が疑われる状態を対象とします。
   当院では心療内科・精神科を標榜しており、上記の1.と2.を扱うこととなりますが、広範囲な心身の不調状態が当てはまりますので、症状は多岐にわたります。
   「眠れない」（睡眠障害）、「気分が落ち込んでやる気がでない」（うつ）、「人との会話やス ピーチが怖い」（社交不安障害）、「突然苦しくなり怖くて乗り物に乗れない」（パニック障 害）、「鍵をかけたかなど確認が多い」（強迫性障害）、「忘れっぽく記憶力が落ちた」（軽度 認知障害～認知症）、「検査で異常がないのに体調が悪い」（自律神経失調症）、「緊張するとお腹の具合が悪くなる」（過敏性腸症候群）、「トイレに行きにくい所で尿意が強くなる」（神経性・心因性頻尿）、「転職・異動などによって環境が変わってから調子が悪い」（適応障害） …などがあげられます。
   治療は、まず症状を含むこれまでの経過を聴取し、精神面を中心とした状態評価を行った後、症状・原因を和らげる助言をしつつ、必要があれば治療の補助となる薬（安定剤・睡眠導入剤・抗うつ剤など）の投与を行います。
   個々の状態に応じて助言の内容や薬の組み合わせ方の調節を適宜行い、症状を快癒するよう工夫をいたします。

まずは問診により症状の出現時期・経過を聴取し、精神面を中心とした心身の状態の把握をします。
その結果、治療が必要なのかどうか、また必要であるならば診断と治療法がどのようなものであるかを判断し、逐一ご説明いたします。薬物治療を行う場合は、パソコン画面で詳細な薬剤情報を提示することにより、処方薬に関してわかりやすく説明し服薬についての不安を取り除くよう心掛けております。

様々な悩みを原因として、そこから反応して心身が不安定となる場合は少なくありません。
職場や家族などの人間関係からストレスを受けて心身の不調を感じるようになり当院に受診される方も多いです。細かな就労内容やプライベートな領域の問題が原因となれば医療の立場で立ち入ることのできる範囲が限られていることもありますが、個々の事情を詳細に伺い治療に最大限役立つ助言を行うよう、心掛けております。また、診察の結果適応であると判断した場合には、医師による通常診療とは別に、臨床心理士による心理検査およびカウンセリングも適宜行っています。