あべのハルカス メディカルプラザ

あべのハルカス 専門クリニック 呼吸器内科・アレルギー科

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あべのハルカス メディカルプラザ ドクターインタビュー
ドクターインタビュー

呼吸器内科・アレルギー科

第8回 2015年9月
中島アレルギー・呼吸器内科クリニック
院長メッセージ

 当院では一般内科以外に、主に呼吸器やアレルギーの病気(アトピー性皮膚炎を除く)を診させていただいています。例えば、かぜ、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群、アレルギー性鼻炎、気胸(診断のみ)、肺炎・気管支炎などです。受診いただいている患者さんの症状で最も多いのは「咳(せき)」です。咳の原因は多種多様に及びます。

 当院は、医師1名(院長のみ)、看護師2名(常時1名)、受付スタッフ5名(常時2名)で力をあわせて診療を行っております。医師は1名のみのため、再診予約と新患の患者さんが同時にいらっしゃいますと待ち時間が発生してご迷惑をおかけすることもありますが、各々の患者さんにあった診療を心掛けたいと考えております。

 院内待合室は、心穏やかにお待ちいただくために、木調をベースに落ち着いた雰囲気を感じていただけるように心がけております。体調を崩されて受診されても心休まる雰囲気で受診いただけるよう職員皆で力を合わせていく所存です。

専門医

日本内科学会認定医・指導医

日本呼吸器学会専門医

日本アレルギー学会専門医

日本感染症学会専門医

日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医

日本咳嗽研究会 咳嗽専門医

日本医師会認定産業医

所属学会

日本内科学会

日本呼吸器学会

日本アレルギー学会

日本感染症学会

日本化学療法学会

日本禁煙科学会

日本職業・環境アレルギー学会

 

中島アレルギー・呼吸器内科クリニック 中島宏和 院長

中島アレルギー・呼吸器内科クリニック

中島 宏和 院長

インタビュー

ご専門科目、診療内容について

当院では呼吸器やアレルギーの病気(アトピー性皮膚炎を除く)を主に診させていただいています。例えば、かぜ、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群、アレルギー性鼻炎、気胸(診断のみ)、肺炎・気管支炎などです。受診いただいている患者さんの症状で最も多いのは「咳(せき)」です。咳の原因は多種多様に及びます。もちろん、一般内科疾患も診させていただいています。

 ハルカスには同じ内科でも消化器や糖尿病・循環器などの内科がありますが、呼吸器とは具体的にどんな気管(部位)を指し、どのような症状の時に呼吸器内科を受診したら良いのでしょうか?

 呼吸器疾患とは、基本的に「下気道」と呼ばれている気管・気管支・肺胞の部分の病気の事を指します。
「上気道」は、鼻・口・咽喉・喉頭・声帯などの事で、耳鼻咽喉科や歯科の専門領域になります。ですから、当科で主に診させていただいているのは、気管支炎・肺炎・気管支喘息・睡眠時無呼吸症候群・気胸などが多いです。ただ、当科ではアレルギー性疾患も診させていただいていますので、花粉症・アレルギー性鼻炎など、上気道の疾患の患者さんも受診いただいています。胸痛で受診される方もいらっしゃいますが、胸部レントゲンで異常がない場合は、同じ階にある循環器内科の金山内科クリニックさんに診ていただいております。

受診患者さんの症状で最も多いのは「咳(せき)」です。最近発症した咳から、1年以上も咳が続くという方までいろいろいらっしゃいます。また、睡眠時いびきがひどい方の無呼吸の有無の診断と治療、禁煙外来も行っております。さらに、ハルカスメディカルプラザ内で唯一健康診断も行っております。

 貴院でできる検査をすべて教えてください。そして、それらはどんな病気を診断するために行われる検査なのでしょうか?

 下記に列挙します(カッコ内は対象疾患です)。

肺機能検査(COPD、気管支喘息の診断)

アレルギーの血液検査(アレルギーの素因の有無を、総IgE値、特異的IgE抗体の値を調べることにより診断します)

胸部レントゲン撮影(肺野異常の有無をチェックします)

経皮的酸素飽和度測定(低酸素血症の有無を調べるための迅速診断)

心電図(狭心症や不整脈の診断)

睡眠時無呼吸の検査(終夜簡易アプノモニターをご自宅で装着していただきます。 テイジンから機械を送付させていただきます)

喀痰培養、細胞診検査(採取後検査機関へ依頼)(気道感染症や喘息や悪性疾患の診断に行います)。

呼気中一酸化炭素濃度測定(禁煙外来に必須の検査です)

 先生が沢山持っておられる専門医や指導医の中で「咳嗽専門医」という珍しい名称がありますが、これはセキという症状の原因となる病気の診断の難しさ・専門性を表しているのでしょうか?セキを侮ってはいけない、ということでしょうか?

 咳嗽専門医とは、日本咳嗽研究会に所属する医師で、咳嗽患者さんを診ることが多い者が咳嗽の診断・研究・治療を行う上で必要な知識を取得するためのものです。当院受診患者さんの症状で最多なのは咳です。原因は多種多様で、治療せずに消失する咳から、治療をしないと悪化の一途をたどる咳までいろいろあります。さらに、ご自分のみならず周囲にも病気を拡散させてしまうような咳(例えば肺結核、百日咳、インフルエンザなどの気道感染症)もあり、公衆衛生上も問題になる場合もあり、決して侮ってはいけないでしょう。

 恐ろしい感染症として以前はSers、最近では韓国で拡散したMersがありますが、これらの違いは何でしょうか?日本で感染が拡大しないように、私たちはどんなことに気をつければ良いのでしょうか?

 SERSとMERSはウイルスの種類が異なりますが、気道感染症を引き起こし、周囲に拡散させるという点では共通しています。これらを拡散させないためには、流行している当該地域へ渡航した時に咳や発熱を認めた場合は、帰国時に発症を隠したり黙って一般医療機関を受診することは避けていただきたいです。帰国時まずは空港検疫で相談し、帰国後発症した場合は必ず最寄りの保健所に電話相談していただきたいです。

さらに、咳が出る場合共通したことですが、必ず「咳エチケットの施行」を行っていただきたいです。つまり、人前に出るときは必ずマスクを着用していただきたいということです。

 

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